バッハの1000曲以上にも及ぶ作品の中から 作者の好きな曲を選んで簡単な曲の紹介をいれてみました

@ カンタータ等 (BWV 1-524)
カンタータ 「輝く暁の星の麗しさよ」 (BWV 1)
この曲は私がバッハをきき始めたころ、友人が貸してくれたLPを裏面の BWV4 とともに録音しよくきいた名曲です。かなり古い話ですが・・・
カンタータ 「キリストは死の虜になられても」 (BWV 4)   Midi
カンタータ 「心と口と行いと命もて」 (BWV 147) より 「主よ、人の望みの喜びよ」  Midi
カンタータ 「主よわれらを御心に留めたまえり」 (BWV 196)   Midi
元々声楽曲をあまり聴いていなかった私ですが、バッハのカンタータを聴いていくうちに素晴らしいアリアに出会いました。それはカンタータ第196番「主よわれらを御心に留めたまえり」の第3曲ソプラノアリアです。ヴァイオリンの美しいオブリガードにのったソプラノ・ソロは聴いていると身体がとろけそうにな感じがします。親戚の結婚式のために作曲されたといわれているこの曲、バッハのカンタータのアリアでは最も好きです。
カンタータ 「悲しみの影よ消え去れ」   (BWV 202)
「結婚カンタータ」とよばれているカンタータ、ソプラノアリアが実に美しい。
カンタータ 「狩だけが、私の喜び」   (BWV 208)
このカンタータには有名なアリア「羊は安らかに草を食み」はNHK-FMの「朝のバロック」 のテーマ音楽にも使われていました。
カンタータ 「そっと黙って、お喋りなさるな」   (BWV 211)
当時のライプツィヒではコーヒーが大流行し、コーヒー好きの主人公(娘)とそれを苦々しく 思っている頑固な父親とのやりとりをコミックに描いたカンタータ。
ロ短調ミサ曲 (BWV 232)
バッハはミサ曲を4曲作曲したがいずれもラテン語で書かれており、最も有名なのがこの 「ロ短調ミサ曲」でバッハの宗教音楽の最高峰に数えられる。   Midi_1  Midi_2
マタイ受難曲 (BWV 244)
バッハは受難曲(キリストの受難)を5曲作曲したが、このマタイ受難曲はバッハの 教会音楽の頂点であり、演奏時間2時間半にも及ぶ大傑作。   Midi_1   Midi_2


A オルガン曲等 (BWV 525-771)

幻想曲とフーガ ト短調 (BWV 542)   Midi
ト短調の小フーガと区分するためト短調の「大フーガ」とよばれるオルガン曲の中で 特に有名な曲。

トッカータとフーガ 二短調 (BWV 565)   Midi
バッハのオルガン曲の中で最も有名な作品。冒頭の旋律は誰でもが知っていると いっても過言ではない。管弦楽曲やピアノ曲用にも編曲されている。

フーガ ト短調 (小フーガ) (BWV 578)   Midi
私がバッハにのめりこんだ因縁の作品で、主題のたいへん美しい魅力的な曲。 美しい主題により流麗に展開されるフーガが実に感動的です。

パッサカリア ハ短調 (BWV 582)   Midi
私はバッハのオルガン曲の中でこの曲が最高傑作であると思っています。ケーテン時代 に作曲された数少ないオルガン曲でありこの時代に作曲された作品の 素晴らしさを感じる名曲です。

オルガン小曲集 から 「イエスよ、私は主の名を呼ぶ」  ヘ短調 (BWV 639)   Midi_1
この曲との出会いはNHK-FM放送の番組「FMリサイタル」をたまたま録音したところ すべてバッハの作品でその中に片山敬子さん(Pf)の弾くこの曲がありいい曲と 感じたのでずっと保存していたという歴史的なものです。
ここ数年前からこの曲のオルガンやトランペット他のピアニストの演奏を聴く機会に恵まれ、 それぞれに深い感動がありバッハのオルガン曲のなかで最も好きなものの1つです。
バッハがこの曲を作曲した背景として「バッハの生涯」のワイマール時代の終わりに書いてあるように、 <不服従の罪で11月6日から 12月2日までの4週間、バッハは牢に拘禁された。その時の深い悲しみ・苦しみを顕した作品と想像しています。


シュープラー・コラール  「目をさませと呼ぶ声が聞こえ」 (BWV 645)    Midi
同名のカンタータ第140番の第4曲を編曲したもので、このコラールの旋律はよく 知られています。

コラール 「主キリストがヨルダンにおいでになり」 (BWV 684)   Midi
ジャック・ルーシェの「プレイ・バッハ」で初めて出合った曲。


B クラヴィーア曲等 (BWV 772-994)

二声部のためのインヴェンション  (BWV 772-786)
Midi: 第1番第2番第3番第4番第5番第6番第7番第8番第9番第10番第11番第12番第13番第14番第15番
三声部のためのシンフォニア  (BWV 787-801)

この二声部、三声部の曲集はケーテン時代に長男のウィリアム・フリーデマンの教育用に書かれたもので 配列は二声部・三声部共ハ調、ハ短、ニ調、ニ短、変ホ調、ホ長、ホ短、ヘ長、へ短、 ト長、ト短、イ長、イ短、変ロ長、ロ短というように上行する調の順に配列され 15曲で構成されている。1つの主題で曲全体を展開し、対位法のあらゆる可能性を 追求した練習曲で今日ピアノを学ぶ人達は必ずといっていいほどこの曲に接するが、 これらは単なる練習曲にとどまるものではなく芸術的にも優れた作品である。 旋律はいずれの曲も美しく親しみやすいもので、二声の 第13番イ短調はとりわけ美しく一時テレビコマーシャルでもよくながれていました。
Midi: 第1番第2番第3番第4番第5番第6番第7番第8番第9番第10番第11番第12番第13番第14番第15番

イギリス組曲  (BWV 806-811)
バッハはクラヴィーアのために書かれた舞曲の組曲による曲集をこの「イギリス組曲」と 「フランス組曲」「パルティータ」と全部で3作残している。この作品はケーテン時代の 作とされているが「イギリス組曲」という名称はバッハ自身がつけたものではなく、 (バッハ自身は「前奏曲つきの組曲」と記している) 息子のクリスティアンが写譜した楽譜に「イギリス人のためにつくられた」とかかれて いることや当時イギリスで活躍していたヘンデルの組曲を意識しまた様式が当時の イギリスの組曲の様式に従って前奏曲がおかれていることなどから、すでに18世紀 後半には「イギリス組曲」という名称で呼ばれるようになっていた。
全6曲の組曲(第1番〜第6番)はイ長調、イ短調、ト短調、ヘ長調、ホ短調、二短調の 順に配列され「フランス組曲」よりも規模が大きい。美しい旋律が多い中で 第2番のブーレ、第3番のガヴォット、第6番のガヴォットなど特に愛らしい。
Midi: 第1番 @ A B C D E
Midi: 第2番 @ A B C D E
Midi: 第3番 @ A B C D E
Midi: 第4番 @ A B C D E
Midi: 第5番 @ A B C D E
Midi: 第6番 @ A B C D E

フランス組曲  (BWV 812-817)
3つの舞曲集のうちの1つ「フランス組曲」も名称はバッハ自身がつけたものではないが、 (バッハ自身は「クラヴィーアのための組曲」と記している) フランス風の舞曲が多いことや、すべての曲の題名がフランス語でかかれていること等 からそう呼ばれるようになったのではないかといわれている。 「イギリス組曲」と同様にケーテン時代の作で全6曲(第1番〜第6番)からなる組曲の 第1番〜第5番は「アンナ・マグダレーナ・バッハのためのクラヴィーア小曲集」の なかに含まれる。二短調、ハ短調、ロ短調、変ホ長調、ト長調、ホ長調と前半 (第1番〜第3番)は短調、後半(第4番〜第6番)は長調という配列になっている。 この曲集は比較的小規模で演奏もわりあい容易といわれている。
全曲にわたって親しみやすい曲がちりばめられていてききやすいのですが、 特に選ぶとすれば第2番ハ短調が最も好きです。

Midi: 第1番第2番第3番第4番第5番

Midi: 第1番 @ A B C D
Midi: 第2番 @ A B C D E
Midi: 第3番 @ A B C D E
Midi: 第4番 @ A B C D E
Midi: 第5番 @ A B C D E F
Midi: 第6番 @ A B C D E F G

パルティータ  (BWV 825-830)
この舞曲集はバッハがライプツィヒ時代に再びクラヴィーア作品を手がけるように なった時期1731年(バッハ45歳ころ)にまとめられたもので実際の作曲年代ははっきり していない。 全6曲(第1番〜第6番)構成は他の舞曲集と同様で第1番から変ロ長、ハ短、イ短、 二長、ト長、ホ短の順に配列されておりいずれも素晴らしくききのがすことのできない 傑作ばかりですが、 特に選ぶとすれば第2番ハ短調や第6番ホ短調が最も好きです。3つの舞曲集の中での 作者のお気に入りはなぜか「2番」という数字にこだわりがあるようです。
Midi: 第1番 @ A B C D E
Midi: 第2番 @ A B C D E
Midi: 第3番 @ A B C D E F
Midi: 第4番 @ A B C D E F
Midi: 第5番 @ A B C D E F
Midi: 第6番 @ A B C D E F

平均律クラヴィーア曲集 第1巻 第1〜24番   (BWV 846〜869)
第2巻を含めてこの曲集はバッハの最高傑作の1つにあげられる。もともと音楽を学ぶ人の 教育を目的として作曲されたものではあるが、単に教育用の作品にとどまることなく真に 芸術的価値の高い作品である。ケーテンの宮廷は1719年にベルリンからバッハ自身の設計 により発注されたチェンバロを購入しているが、この楽器がバッハのクラヴィーア作品の 創作意欲を大いにかきたてたことはまちがいなく、この時期に一連の多くのクラヴィーア 作品が作曲され、その中にこの作品も含まれておりこれらの作品の頂点にたっているのが この曲集である。
この曲集はすべての調(24)による前奏曲とフーガにより構成されており、第1曲から第24曲 までハ長調、ハ短調、嬰ハ長調、嬰ハ短調、二長調、二短調、変ホ長調、変ホ短調、 ホ長調、ホ短調、ヘ長調、ヘ短調、嬰ヘ長調、嬰ヘ短調、ト長調、ト短調、変イ長調、 嬰ト短調、イ長調、イ短調、変ロ長調、変ロ短調、ロ長調、ロ短調というように 次第に上行し長調・短調が交互に配列されている。
第1曲ハ長調の前奏曲はのちにグノーが作曲した「アヴェ・マリア」の伴奏に使われて おり、数少ない私のレパートリーでもあります。全曲の演奏時間は演奏者により 異なるが約2時間程度かかるが、何度きいても飽きる事の無い曲集で作者自身としては 第2巻と共にバッハ作品中最も好きなものとなっています。
Midi: 第1番第2番第3番第4番第5番第6番第7番第8番第9番第10番第11番第12番第13番第14番第15番・第16番第17番第18番第19番第20番第21番第22番第23番第24番

平均律クラヴィーア曲集 第2巻 第1〜24番   (BWV 870〜893)
第1巻がケーテン時代に作曲されたとされるのに対し、この第2巻はライプツィヒ時代 の後半に再びバッハがクラヴィーア作品の作曲に意欲を燃やした時期に、さまざまな 時代に作曲した作品を含めて「24の新しい前奏曲とフーガ」としてまとめられ完成した。 すべての調(24)による前奏曲とフーガによる構成や曲の配列は第1巻と同じであるが、 晩年の作品にはやはり音楽的に高度な内容を含んでおり全曲の演奏時間も約2時間半程度 と長大で第1巻と共に何度きいても飽きない曲集でバッハ作品中最もお気に入りの1つです。 中でも第12番へ短調は格別です。
平均律クラヴィーア曲集は後の多くの作曲家の範とされているわけで、 長調・短調それぞれ「12」、全曲で「24」という数字は後の作曲家のピアノ作品にも 影響を与えている。

Midi: 第1番第2番第3番第4番第5番第6番第7番第8番第9番第10番第11番第12番第13番第14番p第14番f第15番p第15番f第16番p第16番f第17番p第17番f第18番p第19番p第19番f第20番p第20番f第21番p第21番f第22番p第22番f第23番p第23番f第24番p第24番f

半音階的幻想曲とフーガ ニ長調 (BWV 903)   Midi
この曲もクラヴィーア曲の多くの名作が生まれたケーテン時代の作でライプツィヒ時代 に改訂されたといわれている。名前のとおり半音階的進行を多用している。

イタリア協奏曲 ヘ長調 (BWV 971)  Midi: 第1楽章第2楽章第3楽章
バッハのクラヴィーア曲の中でも特に有名な作品で当時のイタリアのヴィヴァルディなどに 代表される独奏楽器と管弦楽による「協奏曲」の様式を二段鍵盤付チェンバロによる クラヴィーア曲にとりいれたもので、楽章配置も3楽章(急ー緩ー急)で構成され 曲名のとおり明るくて華やかな感じの曲となっている。

ゴールドベルク変奏曲 (BWV 988)
この曲はバッハが親しかったカイザーリンク伯爵が不眠に悩んでいることを知って 伯爵に仕えていたクラヴィーア奏者ゴールドベルク(バッハの弟子)が伯爵を慰める ために演奏することを目的に作曲したといわれるエピソードでよくしられている。 バッハ自身は「二段鍵盤付チェンバロのためのアリアと変奏」と名付けたが、 一般的には「ゴールドベルク変奏曲」と呼ばれている。
曲は最初に主題のアリアがありこのテーマをもとに30の変奏を展開し最後に再び アリアを奏するという巨大な構成で30の種々の変奏は3曲目毎に「カノン」が 置かれている。平均律と同様に何度きいても飽きない魅力的な曲で、弦楽合奏用に 編曲したものもいいが、やはりピアノによる演奏が最も好きです。
「カノン」が好きな作者としてはどうしても3曲目毎おかれている「カノン」に 注目し第15変奏、第30変奏など特にお気に入りで、第30変奏<クオドリベット> (お好きなように)は一時テレビコマーシャルでもよく流れていました。

Midi: アリア第1番第2番第3番第4番第5番第6番第7番第8番第9番第10番第11番第12番第13番第14番第15番第16番第17番第18番第19番第20番第21番第22番第23番第24番第25番第26番第27番第28番第29番第30番



C リュート曲 (BWV 995-1000)

リュート組曲 ト短調 (BWV-995)
バッハはリュートのための作品を7曲残しているが、自作の作品を編曲したものが 多くこの曲も無伴奏チェロ組曲 第5番をバッハ自身がリュートのために改作したもの でライプツィヒ時代の作と考えられている。バッハの作品は他の楽器で弾いても 素晴らしい1つの例ともいえる。


D 室内楽曲 (BWV 1001-1040)

無伴奏バイオリン・ソナタ&パルティータ   (BWV 1001-1006)
バッハの器楽作品の黄金時代ともいわれるケーテン時代後期の作品で無伴奏バイオリンという ジャンルでは比類のない不滅の傑作である。3曲のソナタと3曲のパルティータから成って いて、ソナタは(緩ー急ー緩ー急)の4楽章形式で、パルティータは舞曲を中心とした組曲 の形式をとっている。いずれも素晴らしい名曲でバイオリンという楽器の特徴を遺憾なく 発揮している。パルティータ第2番の「シャコンヌ」は特に有名でピアノやギターなどにも 編曲され、パルティータ第3番はリュートやギターなどでも演奏される。全6曲共バッハ 特有の美しい響きが感じられる名作で、バッハのお気に入りではベスト5にはいるほど 何度聴いてもバイオリンの音色に魅了させられる名曲です。
Midi: ソナタ第1番 @ A B C  パルティータ第1番 @ A B C D E F G
Midi: ソナタ第2番 @ A B C  パルティータ第2番 @ A B C D
Midi: ソナタ第3番
 @ A B C  パルティータ第3番 @ A B C D E

無伴奏チェロ組曲  (BWV 1007-1012)
前述の無伴奏バイオリンと並んでケーテン時代後期の作品で、全6曲共「イギリス組曲」と 同じ舞曲を中心とした組曲の形式をとっている。演奏には高度の演奏技術を要することから 当時ケーテンの宮廷楽団にいたチェロの名手(フェルディナント・クリスチャン・アーベル) のために作曲されたのではないかと言われている。チェロのみの単一楽器で演奏する曲 としては至高の傑作であり、第5番ハ短調はリュート曲(ト短調BWV-995)にも編曲され、 また他の曲もリュートやギターなどで演奏されることが多い。
Midi: 第1番 @ A B C D E   第2番 @ A B C D E
Midi: 第3番 @ A B C D E   第4番 @ A B C D E
Midi: 第5番 @ A B C D E   第6番 @ A B C D E

無伴奏フルート・ソナタ イ短調 (BWV-1013)
バッハは無伴奏の作品をバイオリン・チェロ・フルートと3作残しているが、いずれも ケーテン時代に作曲した素晴らしい傑作で、舞曲から構成されているため「ソナタ」 を「パルティータ」と呼ぶこともある。この無伴奏フルートソナタもバイオリン・ チェロの無伴奏曲に劣らずいい曲でバッハのフルート作品では「ブランデンブルク協奏曲」 第5番の2楽章や「音楽の捧げ物」と並んで最も好きな曲の1つです。
Midi:  @ A B C

バイオリン・ソナタ  (BWV 1014-1019)
バイオリンとチェンバロのためのソナタで全6曲で構成される。この作品ではチェンバロは 単なる通奏低音の役割に留まらずバイオリンとからみあって対等の立場にたっている。 各所に美しい旋律があらわれるいい曲集で、ケーテン時代後期の作品と考えられている。
Midi: 第1番 @ A B C  第2番 @ A B C  第3番 @ A B C
Midi: 第4番 @ A B C  第5番 @ A B C  第6番 @ A B C D


E 管弦楽曲・協奏曲 (BWV 1040-1071)

バイオリン協奏曲 第1番 イ短調 (BWV 1041) Midi @ A B
バイオリン協奏曲 第2番 ホ長調 (BWV 1042) Midi @ A B
二つのバイオリンのための協奏曲 ニ短調 (BWV 1043) Midi @ A B

バッハのバイオリン協奏曲はこの3つ秀作が残されているが、第2番 ホ長調が 最もお気に入りです。バイオリン協奏曲というジャンルではベートーベン、ブラームス、 モーツァルト第5等々いい曲がたくさんある中で、この曲はベスト5に入れたい 傑作だと思っている。またこの作品はチェンバロ協奏曲第3番ニ長調に編曲されている。 このようにバッハの協奏曲には編曲版が多々見うけられる。

ブランデンブルク協奏曲 第1〜6番  (BWV 1046-51)
全6曲から成る合奏協奏曲集で器楽曲の黄金時代であるケーテン時代にケーテンの宮廷楽団 のために作曲したものと考えられ、ブランデンブルク辺境伯に献呈していることから この名で呼ばれている。曲や楽章によって活躍する楽器がいろいろ入れ替わるという まさに楽員の演奏技術の向上のためになり、いい曲をレオポルト公の前で演奏しよう とするバッハの思いから生まれた素晴らしい傑作です。最も有名な第5番ニ長調はやはり この曲集の中では筆頭で3楽章で構成されるが第2、第3楽章は特にお気に入り、他に 第3番ト長調、第4番ト長調も好きです。
Midi: 第1番 @ A B C    第2番 @ A B     第3番 @
Midi: 第4番 @ A B      第5番
 @ A B     第6番 @ A B  

管弦楽組曲 第1〜4番  (BWV 1066-69)
作曲年代は全体的にライプツィヒ時代と推測されているがはっきりはしていない。全4曲 の中で第2番ロ短調はフルート協奏曲の形式をとっており、第5曲の「ポロネーズ」や 第3番ニ長調第2曲アリアは「G線上のアリア」として特に有名で、第2番・第3番は 管弦楽組曲のなかでもたいへんよく親しまれている。第2番の「ポロネーズ」は作者が クラリネットで試みた大変お気に入りの曲でもあります。
Midi: 第1番 @ A B C D E F   第2番 @ A B C D E F
Midi: 第3番 @ A B C D        第4番 @ A B C D 


F 特殊作品 (BWV 1072-1087)

音楽の捧げ物 (BWV-1079)
バッハの晩年(62歳)に作曲された対位法による楽曲。いつ聴いても新鮮味のある 素晴らしい名曲で私が好きなバッハの名曲の中でも最上位クラスに位置します。 構成される「リチェルカーレ」「カノン」「トリオ・ソナタ」のうち 最もお気に入りは各種の「カノン」です。
作曲の背景としては、プロシャ王フリードリヒ二世(大王)に招かれ 王の前で演奏する機会を得たバッハは、自らもフルートの演奏や作曲に秀でていた 王から主題の提出を求め即興演奏を披露し、その後ライプツィヒに帰ってから 約2ヶ月間かけ王の主題に基づく「リチェルカーレ」 や各種の「カノン」、「トリオ・ソナタ」を作曲しまとめて王に献呈したもの。 作品名も王に捧げた音楽ということで「音楽の捧げ物」と呼ばれている。 プロシャ王フリードリヒ二世の前で自分の音楽を披露したいという念願が叶った バッハはこの作品の完成を機に、自分の音楽を王や世間に認めて もらいたいという一心で約2ヶ月をかけ入念に仕上げたのであります。

Midi(ピアノ版): 3声のリチェルカーレ/無窮カノン/各種カノンよりa.逆行カノン/各種カノンよりb.同度カノン/各種カノンよりc.反行カノン/各種カノンよりd.反行の拡大カノン/各種カノンよりe.螺旋カノン/5度のフーガ・カノニカ/6声のリチュルカーレ/2声のカノン/4声のカノン/トリオ・ソナタ/無窮カノン

フーガの技法 ニ短調 (BWV-1080)
バッハ最晩年の作品で対位法技術の粋を極めた作品。先ほどの「音楽の捧げ物」 の主題では十分なフーガの展開ができないと感じたバッハは改めて自作の主題に 基づくフーガの作曲に着手し宇宙的展開を繰り広げるこの作品は対位法技術の 集大成でもあります。 作品はフーガ14曲・カノン4曲計18曲から成り、最後の四重フーガは バッハの姓B・A・C・H(変ロ・イ・ハ・ロ) の主題が提示されたところで中断し未完成のままバッハは亡くなってしまった。 楽器の指定もなく当時は机上の音楽と考えられていたこの曲が後に演奏されるまで にバッハの死後実に約180年をも要した。
この曲の中でもやはり「カノン」の部分が特に興味深く「音楽の捧げ物」と 同様に新しい演奏のLPが発売されると最優先で購入していた。 楽器の指定がないということでいろいろな演奏を聴くことができ、 オルガン、チェンバロ、管弦楽、ビアノなどの演奏を聴いてみると、 それぞれに特徴があり興味深い演奏で特に選ぶとすればピアノ (タチアナ・ニコライエヴァ) 版を個人的には一番好んでいます。

Midi(ピアノ版): コントラプンクトゥス1コントラプンクトゥス2コントラプンクトゥス3コントラプンクトゥス4コントラプンクトゥス5コントラプンクトゥス6コントラプンクトゥス7コントラプンクトゥス8コントラプンクトゥス9コントラプンクトゥス10コントラプンクトゥス11コントラプンクトゥス12_1コントラプンクトゥス12_2コントラプンクトゥス13_1コントラプンクトゥス13_2カノン_1カノン_2カノン_3カノン_4フーガ_1フーガ_2フーガ_3(未完)