(バッハゆかりの地を訪れる旅)
バッハへの思い
私がバッハの曲に初めて激しい感動を覚えたのは二十歳を少し過ぎたころでしたが、 それからバッハの音楽・バッハの世界にどんどんはいり込んでいくとバッハの音楽が自分に一番あってると思うようになった訳ですが、 他にバッハ以上の音楽があるかもしれないという気持ちも捨てきれずに今日までいろいろな音楽をも楽しんできたけれど、 やはりバッハ以上に相性のいい音楽には出会っていないのが現状です。バッハの音楽に興味を示したその当時からバッハの生涯や人間像について 詳しく知りたいと思うようになり、バッハに関する書籍等からバッハの作品やその生涯についての知識を自分なりに得ていたところですが、 やはりもっと知りたいが昂じてバッハが生まれた所や活躍した所はどんな所か一生のうちに是非一度行って見てみたいと思うようになったのですが、 当時としては実現性のない望みではなかったかと思います。


※ 旅の実現
2002年に入って長年の願望であったドイツ旅行(バッハゆかりの地を訪れる旅)を実現できればと、 旅行会社のパンフを収集して内容をみてもバッハの旅のような企画はなく、旅行会社に問合せをしてみてもバッハに関する旅行の企画は 今のところないとの返事でしたが、4月に入ってある旅行社で8月下旬に「バッハの旅」の企画があるとの情報を得て早速内容をみてみると アイゼナッハ・ワイマール・ケーテン・ライプツィヒ等バッハのゆかりの地のほとんどをたどることが出来、さらにケーテンフェスティバルの コンサートも含まれていて自分の希望とほぼピッタシのツアーでしたので早速予約を入れることに決定。
初めての海外旅行、何を準備すればいいか・・最も大事な事はパスポートを発行してもらうことで約1週間で発行してもらえました。 あとは10日間の旅ということでそれなりの衣類とスーツケース、ドイツでは電源は200Vなのでデジカメやシェイバーなど充電を必要とする機器は注意
4月の下旬に予約し8月25日出発まで待ちどおしく長く感じました。ツアーの構成人員32名とのことで添乗員は2名付くこととなりました。



※ 航空機に乗って
ドイツへ行くには当然のことながら航空機に乗らなければなりません。飛行機が好きとか嫌いとか言ってる場合ではないのですが、 いったい何時間くらい乗ってるのか聞いてみると、成田からフランクフルトまでの飛行時間は約11時間とのことで長時間飛行の経験のない自分には、 乗る前はやや不安な気持ちもありました。
成田出発8月25日10:00、ドイツの現地時間だと(-7時間)3:00に時計の針を逆戻し。ドイツはサマータイムを採用しているとききました。
機内ではMDでバッハの曲を聴きながらうとうと、でもあまり眠れなかった。機内食は和風もありまずまず。飛行コースはロシア領空経由。高度は約11000m、 速度は最速で時速950Km位でていたようでした。
14時頃にはフランクフルト上空へライン川を見下ろしながら着陸態勢へ。この年ドイツ東部ドレスデン地方は記録的な大雨、 私達のツアーにはさしたる影響はなかったものの大雨のせいかライン川の水は濁っていました。9月2日フランクフルト発13:45、日本時間 (+7時間)20:45に時計の針を進める。機内泊とはなっていたがほとんど眠れなかった。成田には予定通り翌朝7:40に到着
帰りの機内では丁度世界柔道選手権がヨーロッパであったらしく斉藤他男女のメダリストの選手が近くの席で、みることができました。
この行き帰りの時差による疲れはやはり堪えました。帰る2日前から風邪気味で体調不良。でも何とか無事に旅行を終えることができました。

成田空港 成田空港モノレ−ル乗場へ
機内より 機内より
まもなくフランクフフルト(機内の飛行案内) フランクフフルト空港とライン川(機内より)


※ 旅の日程(2002/8/25〜9/3)


※ 美しい街なび
訪れたドイツの町々を見て美しいのに驚きました。行く前に「どこへ行っても絵になるように町が美しい」 とドイツへ行った事のある方が言っておられたのですが、そのとおりでした。日本と違うところはまず電柱が1本もないこと、 そして看板などもほとんどみかけなかったし、日本では建物の形・色はおもいおもい好き勝手につくってるという感じですが、 ヨーロッパの建築様式と周囲にマッチした建て方や色を選んでいるのではないかと感じました。
広場や道路にもタバコの吸殻などのゴミのポイステなどみかける事もなかった。街中の道路は石畳の道が多くこれは歩くのには疲れます。
そしてどの町にも教会がありその近くには広場があります。そしてこの広場では毎日のように市がたっています。 だいたい10時ころからはじまり午後2時頃には片づけているようでした。
郊外に行くとあちこちに風力発電用の風車をみかけましたが、ドイツでは新たな原発は建設しないという事からでしょうか。
街なびの美しさはドイツに限らずヨーロッパ諸国は同様かもしれません。



※ ドイツ文化
10日足らずの短期間の旅行ではありましたが、ほんの一部分かもしれませんが他国の文化に触れ 社会生活の一部をかいま見たことは本当に大きな収穫でした。日本とは違った日常生活習慣を知り、それぞれの国の文化は違っても他の国を理解する。 日本から外に出て実際に他の国を目でみて、体験してみて理解できるのでは。。 もっと早くこのような国際感覚を身に付ければよかったのかなと感じています。(ドイツ文化の詳細は折をみて追記します)


※ ホテルと食事・飲物
ホテルは今回3ヵ所利用したのですが、どこもきれいでサービスもよくいいホテルでした。
食事は朝食はすべてホテルでバイキング方式。飲物はコーヒー、ミルク、ジュース等いろいろ。メニューは野菜、魚、キノコ類等いろいろ。 パンは日本のものよりかなり硬くナイフで切らないと食べられない、パンの種類もいろいろ。ホテルでの夕食はアイゼナッハ・ワイマールの2回、 あとの昼食と夕食はすべてレストランで。1〜2回味の合わない食事があったがあとはまずまず。1度中華料理があり、 1度はライプツィヒで自由食があってホテルにあった日本食(すし)店「大和」で懐かしくすし定食を味わいました。
朝食のバイキング以外食事の際の飲物・水は全て食事の代金とは別(個人個人飲物が異なるためか?)ビール、ワイン、ジュース、 水など値段は2〜3ユーロだったかと(各店によって飲物値段が異なる)。。 水はドイツではガス(炭酸)入りがほとんど、普通の水(ノンガス)もありますがないレストランもあります。飲物 代金はあとでウェイトレスが1人1人集金しますが、端数はチップとして渡すケースが多い。



※ 道路と交通
ドイツの高速道路はアウトバーンと呼ばれ、日本のように高い料金を払う必要はないんです。無料です。 料金所もないし、ガードレールもワイヤー程度の簡単なもの、建設費も日本よりは安価にできてるように見受けました。 渋滞にも出会わなかったし一般道も含め車の流れはスムースでしたが、すべてかどうかはわかりません。
バスはチャーターしたバスで初日から最終日まで同じバス、日本の乗合バスとはぼ同じ型。運転手さんは交替で3人。 最初の人は体格のいい人でケンタッキーのおじさんのようにひげを蓄えていた。結構ケンタッキーのおじさんのような人よくを見かけました。
8月末でもドイツですからかなり涼しくなってると思ったのですが、この年は残暑厳しく日本と同じくらいの暑さではなかったかと。。 バスの中での飲物は運転手さんが用意していてノンガスウォーターなど5ユーロくらいでした。
車は右側通行で信号の色は日本と同じですが、型は一回り小さい。ライプツィヒでは路面電車が走っていた。


※ 教会とオルガン
今回の旅で訪れた教会は10ヵ所になりますが、どの教会にもオルガンは備えてあり、アイゼナッハ の聖ゲオルク教会・アルンシュタットのバッハ教会・アルテンブルク城の城内教会の3ヵ所ではバッハの曲などのオルガンの演奏を聴くことができ、 日本では滅多に聴くことができないオルガン演奏を堪能できました。音色も自分が今までに2度程聴いた日本のオルガンに比べるとはるかに美しいものでした。 特に聖ゲオルク教会のオルガンの音色は印象的でした。
>聖トーマス教会での日曜礼拝では予定していたカンタータ礼拝はなかったが、オルガンは聴くことができた。
このように教会とオルガンの関係はは宗教的行事の上では密接というより一体化のものではないかと。。
小さな町にも教会は必ずあるようで、教会の大きさで都市の大きさが測れるのではないかと思います。
今回訪れた教会一番小規模な教会はドルンハイムの聖バルトロメオ教会でしたが、教会の大きさに比例してオルガンも小規模でした。
聖バルトロメオ教会はバッハが最初の妻と結婚式をあげた教会で、この教会の関係者の方がバッハとこの教会に纏わるお話を詳しく していただいたのが印象的でした。バッハ没後250年の2000年にはかなりの観光客が訪れたとのこと。 説明の後、ここでは教会のオルガンを希望者がおれば演奏してもいいとのことで、誰かいませんかと言われて誰もいないようなので、 ついつい思い出になると思いここ何年もピアノにさわっていなかったにもかかわらずひいてみようかという気になり暗譜で弾ける曲 (練習していた時)平均律第1巻第1曲ハ長調の前奏曲に挑戦、残念ながら途中ストップ。来る前に練習をしておけばよかったと残念に思いました。


※ バッハ博物館(資料館)
今回の旅でバッハ博物館と呼ばれるところはアイゼナッハ・アルンシュタット・ケーテンの3ヵ所を訪れました。 どの博物館もバッハに纏わる資料や古楽器などを展示していました。


※ コンサート
今回のツアーではオルガンの演奏は訪れた教会の3ヵ所で聴くことができ旅行中の最も充実したひと時でしたが、 ケーテンフェスティバルではケーテン城でのフランス組曲のチェンバロリサイタルや聖ヤコブ教会でのミサ曲ロ短調・ブランデンブルグ協奏曲第3・ 管弦楽組曲第4・カンタータ174・110などの他なぜかヘンデルのオラトリオが含まれていた。
全プログラムを見ると8/30の午後のプログラムに音楽の捧げ物が入っていたのに本ツアーの鑑賞から外れていたのは極めて残念な気がしました。
最終日の日曜日9月1日の夕食後ライプツィヒ市庁舎前のマルクト広場にて野外コンサートを鑑賞。雨が降るとライプツィヒゲバントハウスで行なうそうな。 プログラムはヘルベルト・ブロムシュテッド指揮ライプツィヒ・ゲバントハウス管弦楽団の演奏で ドボルザーク交響曲第8番、ラヴェルのボレロなど立って鑑賞。 夕暮れから最後まで聴いたのですが9月にはいったせいか何か秋の気配を感じる夜のコンサートでした。歩いてホテルまで(10分程度)疲れました。


※ 印象に残った事(エピソート等)
○アイゼナッハの朝の散歩・モーゲン
○ミュールハウゼン 美しい街
○アルンシュタット 子供のいたずら
○ドルンハイム オルガン演奏
○ワイマールでの買い物・馬車・市場
○バスでの移動
○ケーテン レストランでのくしゃみ
○ケーテン ヤコブ教会でのコンサートの席案内
○ライプツィヒ ホテル朝食
○ライプツィヒ 横断歩道
○ライプツィヒ 聖トーマス教会日曜礼拝
○ライプツィヒ デパートでの買い物
○ライプツィヒ 野外コンサート



※ 思い出
「バッハゆかりの地を訪れる旅」を終えた直後は、旅の疲れが残って、よく行って来たなぁという感じが強かったのですが、 1年以上も経った現在、旅の思い出をひしひしと感じているところです。度々、旅のシーンが思い出されて本当に懐かしく本当にいい旅をしてきたと思っています。 旅行社からは「バッハの旅」などヨーロッパ旅行の案内が届くたびに、是非とももう一度行ってみたいという気にさせられます。 約11時間の飛行機の工程が、半分くらいになれば、もっと行きやすいとも思いますし、諸事情が許せば。。と再旅行の機会をうかがっているところで、 もう一度行けることを楽しみに日々過ごしているところです。


旅の日程
写真集@アイゼナッハ・オールドルフ・ミュールハウゼン・ アルンシュタット・ワイマール
写真集Aケーテン・ライプツィヒ
写真集Bヴァイセンフェルス・アルテンブルク
写真集Cバッハ博物館(アイゼナッハ・ケーテン城)



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